外壁塗装の相場は?リフォームのタイミングや安く抑えるコツを紹介
「外壁塗装のリフォーム費用の相場が知りたい」
「安くリフォームする方法はあるの?」
「100万円以上かかる内訳はどうなっているの?」
など、塗装の費用で悩むポイントは多いのではないでしょうか。
外壁塗装工事で後悔しないために、リフォームするべきタイミングや安く抑えるポイントも参考にしていただき、まずは気になる業者に問い合わせながら、自分に合った一社を見つけてください。
外壁塗装のリフォーム費用相場は100万円以上

外壁塗装のリフォーム費用相場は、30坪前後の一戸建てでおおよそ80〜120万円が相場です。
外壁の劣化状態や使う塗料のグレード、付帯工事や下地補修などによって変動はするものの、100万円以上するケースが多いです。
坪数が増えるほど塗装面積と作業量が増えるため、費用も比例して高額になります。
外壁塗装のリフォーム費用が変わるポイント

外壁塗装のリフォームは、同じ延床面積であっても、主に次の5項目によって費用が変わります。
- 塗装面積
- 塗料の種類とグレード
- 外壁の劣化状態
- 雨戸など付帯物数
- 色やデザイン
それぞれ、どういった点において費用の差が生まれるかを解説します。
その1|塗装面積
外壁塗装の費用相場は建物の大きさや延床面積ではなく、塗装する面積(㎡)で決まり、見積もりは「塗装面積×㎡単価」で計算するのが基本です。
塗装面積が広くなると、塗料の量・職人の作業量・人件費・足場代・工期とこれらすべてが増えるため、自然と費用も高くなります。
同じ延床面積でも、凹凸の多い外壁やバルコニーが多い家は塗装面積が増えるので工費は高くなり、一方で窓が多い家は窓の分塗装面積が減るので費用は低めです。
その2|使用する塗料の種類とグレード
塗料は種類やグレードによって費用相場も変わり、アクリル<ウレタン<シリコン<ラジカル<フッ素の順に耐久性が高く、同時に価格も上がる傾向にあります。
とは言え、耐久年数が長いほど塗り替え回数は減らせるため、長期的には高耐久塗料の方がコスパが良くなるケースも少なくありません。
安くて質の低いグレードではなく、築年数や外壁の状態に合った塗料を選ぶことが大切です。
| 塗料の種類(耐用年数) | おおよその費用相場 |
|---|---|
| ウレタン塗料(8~10年) | 81万円~89万円 |
| シリコン塗料(12~15年) | 88万円~97万円 |
| ラジカル塗料(13~16年) | 90万円~99万円 |
| フッ素塗料(15~20年) | 128万円~140万円 |
その3|外壁の劣化状況
外壁塗装のリフォーム費用は、ひび割れ、チョーキング、カビ、色あせなどの劣化状況によっても変わります。
色あせやチョーキングなどの初期段階であれば軽いメンテナンスで済みますが、トラブルがひどい場合は、塗装前に補修しなければなりません。
特にコーキングの打ち替え相場は数十万円規模になることもあり、費用が高くなってしまいます。
外壁トラブルは放置せず早めにリフォームするほうが、作業範囲も工期も抑えられるため、結果的に工費の削減につながります。
その4|雨戸などの付帯物の数
外壁塗装は建物の構造によっては、壁面周辺の雨樋・戸袋・雨戸・破風版といった付帯物も塗装する必要が出てきます。
見た目の統一感を保つためにも同色での塗装が望ましく、付帯物への防水・防錆加工を怠ると劣化が早まる原因にもなります。
そのため、こうした付帯物の数が多い場合は、費用が高くなることがあります。
一般的な費用相場は、雨樋塗装は1mあたり800〜1500円、雨戸1枚につき3000〜4000円ほどです。
業者によっては雨樋などの塗装も外壁塗装料金に含まれているケースもあるので、見積もり時の確認は必須です。
その5|希望する色の数やデザイン
外壁を何色に塗るか、どんなデザインにするかも費用面に影響します。
カラーにおいては、濃い色ほど顔料をたくさん使って作るため値段は高めです。
一般的には、白→黒→黄土色→オレンジ→青や緑→黄色→真っ赤という順に高くなる傾向があり、白が最安値になります。
ツートンやアクセントカラーを取り入れる場合は、追加の手間賃が発生することもあるため、色選びは慎重に行うことが大切です。
漆喰の塗装もおしゃれで人気がありますが、通常より長い乾燥期間(2〜3週間)が必要で工期も約2〜4ヶ月と長くなるため、施工費もアップします。
外壁塗装のリフォーム費用内訳

次に、具体的な外壁塗装リフォーム費用相場の内訳について見ていきましょう。
尚、業者に見積もり依頼をするときは、こうした費用内訳が細かく明記されているなら安心して任せられます。
内訳の考え方については「外壁塗装の費用内訳を徹底解説!坪数別の目安・見積もりの読み方まで」の記事でも詳しく解説しています。
塗料・材料の費用
塗料・材料費は、外壁塗装全体の20%程度を占めます。
塗料費・下塗り費用・コーキング材、そのほかにもビニール養生・飛散防止ネット・ローラー刷毛などの道具、シーリング充填材など材料にかかる費用です。
尚、丁寧な業者の場合、塗料費に関しても「下塗りの費用」「中塗りの費用」「上塗りの費用」 と分けて明記しています。
工事代・人件費
工事費や人件費などの作業代金は、全体のおおよそ30%です。
職人の賃金・雇用費・技術料などにあたり、外壁塗装は人の手で行う丁寧な作業が必要になるため、内訳の中でも最も高額な項目です。
施工品質は職人の技術力に大きく依存するため、極端に人件費が低い業者への依頼は慎重に検討する必要があります。
足場の費用
高い位置にある外壁塗装を行うにあたって足場を組むことは避けられず、足場代がかかってきます。
足場費用は外壁塗装費全体の20%であり、組み立てや解体費だけでなく運搬や保管、メンテナンス費用などが含まれた金額です。
尚、足場代は「足場の外周の長さ×足場の高さ」で計算することができ、相場は1㎡あたりおおよそ700円〜800円となります。
その他工事費・運営費
作業スタッフが現場まで向かう交通費、高圧洗浄や養生、廃材処分費、塗装工事をするための現場管理費や許可取得費用といった諸々の費用が、全体の30%となります。
これらは「諸経費」としてまとめて記載される場合が多く、内訳が不透明になりがちな項目です。
見積もりを受け取った際は、何が含まれているのかを必ず確認しましょう。
外壁塗装をするタイミング

外壁塗装の目安は10〜15年に1回が一般的ですが、使用塗料の耐久性や建物の立地などによっても変わります。
また、以下の症状が出ている場合は、早めの塗り替えが必要なタイミングです。
- チョーキング(手に白い粉がつく)
- ひび割れ
- コーキングの割れ・剥離
- 色あせ
- カビ・苔の発生
これらは外壁の塗膜が劣化して防水性が落ちているサインであり、状態が悪化すると外壁内部まで雨水が浸透して室内での雨漏りにつながる可能性があります。
特にひび割れを放置するとそこから雨水が建物内部に侵入して柱が腐って家が歪むこともあるため、早い段階でのリフォームが必要です。
外壁塗装の費用を安く抑えるポイント

ここでは、100万円以上かかる外壁塗装をできるだけ安く行う方法について、4つのポイントを紹介します。
ただし、安さだけを優先すると手抜き工事や粗悪な塗料の使用といったトラブルにつながるリスクもあります。
価格と品質のバランスを見極めながら、信頼できる業者を選ぶことを大前提として参考にしてください。
ポイント1|閑散期を狙う
外壁塗装は雨が多い梅雨時期や真夏、冬場は依頼件数が少ないです。
一方で、春秋は塗装に向いている気候で繁忙期になります。
閑散期は業者の稼働に余裕が生まれるため、価格交渉が通りやすく、比較的リーズナブルな条件でリフォームできる可能性があります。
業者によっては、梅雨時期プランなどの割引サービスを開催している所もあります。
ポイント2|自然災害や突発的な事故が原因の場合は火災保険を活用する
台風やあられなどの自然災害や飛来物により外壁が破損した際に、火災保険が適応となるケースもあります。
火災保険適用の有無に関しては以下を参考にしてください。
| 外壁塗装工事での火災保険適用条件 |
|
| 外壁塗装工事での火災保険適用外ケース |
|
ポイント3|補助金・助成金を活用する
外壁塗装単独で使える補助金は少ないですが、自治体によっては、遮熱・断熱などの省エネ塗料を使うことで外壁塗装対象となる補助金制度があります。
募集期間が短いことも多いため、早めの情報収集と締切り日までの申し込みが必要です。
外壁塗装に使える補助金制度例には、以下のようなものがあります。
| 東京墨田区 地球温暖化防止設備導入助成金制度 |
遮熱塗料・高反射率塗料を使った外壁塗装 | 工事費の10% 上限15万円 |
| 東京都品川区 住宅改善工事助成事業(エコ&バリアフリー住宅改修) |
遮熱塗料を使ったエコリフォーム | 工事費の10% 上限20万円(個人住宅) |
| 千葉県我孫子市 我孫子市住宅リフォーム補助金制度 |
外壁・屋根の塗り替え工事 | 税込20万円以上の対象工事 |
ポイント4|相見積もりをとって複数の業者を比較する
外壁塗装は材料の仕入れ方・下請けなのか自社施工であるかなど業者のスタイルによって、リフォーム費用額に数十万円の差が出ることも珍しくありません。
最低でも3社以上の複数業者で相見積もりを取って比較検討することが、適正価格を知るための最も確実な方法と言えます。
塗料価格の値上がりに注意!早めの相談がおすすめ

外壁塗装の費用を左右する要因は、劣化状態や塗料のグレードだけではありません。
近年は中東情勢の影響や原材料価格の高騰、シンナー不足、物流コストの上昇などを背景に、塗料メーカーから相次いで価格改定の案内が届いている状況です。
現在、住宅外壁塗装の主流である水性塗料はすぐに使えなくなるわけではありませんが、今後は塗料価格や副資材の値上がり、一部商品の納期遅れなどが工事費用に影響してくる可能性があります。
「まだ数年先でいいかな」と思っていても、今の外壁の状態を確認しておくだけで、適切なタイミングや予算の目安が分かり、計画が格段に立てやすくなります。
高額な工事だからこそ、焦って即決する必要はありません。まずは外壁の点検や見積もりの相談だけでも、早めに業者へ問い合わせることをおすすめします。
外壁塗装の費用相場は?リフォームのタイミングや安く抑えるコツを紹介|まとめ
今回は、外壁塗装のリフォームの費用相場について、内訳・費用を抑える方法など詳しくご紹介しました。
相場の内訳を把握することで、どの工程にコストがかかるのかを理解でき、負担を軽減するためにできることを確認することで、予算内での実現に近づきます。
外壁塗装を検討されている方は、大がかりな工事になる前に適切なタイミングを見極めた上で、最低3社から見積もりを取り、納得できる業者に依頼しましょう。
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