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壁紙を張り替えておしゃれ空間に!壁紙の種類ごとに特徴や費用感を解説

壁紙は張り替えるだけで、お部屋の雰囲気を一気に変えることができます。

「リビングの壁紙が汚れてきた…」「ペットの匂いが気になる」「もっとおしゃれな空間にしたい」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

おしゃれで機能性もアップした部屋にするためには、壁紙の種類ごとの特徴や費用感を知っておくことが大切です。

今回は、壁紙の種類別の特徴や機能性、費用面について詳しく紹介していきます。

リビングやトイレなど、部屋ごとに最適な壁紙の種類についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

壁紙の主な種類と特徴

雰囲気のある明るい部屋

壁紙にはさまざまな種類があり、各部屋に適したクロスを選ぶことが大切です。

ここでは一般的な戸建ての室内に使われる壁紙について、原料やメリットデメリットなどの特徴を紹介していきます。

壁紙の種類1.ビニールクロス

ビニールクロスは、塩化ビニール樹脂(PVC)のシートの裏側に施工用シートを貼り付けた壁紙で、最もオーソドックスな種類です。

デザインのバリエーションが豊富な点でも人気があります。

ビニールクロスのメリット ・比較的安価
・カラーや柄が豊富
・耐水性があり水を弾く
・消臭・吸湿など多機能な商品あり
ビニールクロスのデメリット ・有害物質によるアレルギーに注意
向き不向きポイント ・水を弾くのでキッチンやトイレなど水回り向き
・費用を安く済ませたい
・デザインにこだわりたい
・アレルギー体質の方には不向き

ビニールクロスは安価でデザイン性にも富んでおり、防汚・防水・消臭・耐火・吸湿などさまざまな機能性付き商品が存在します。

水を弾いて手入れしやすく、水回りにも適している壁紙ですが、加工時に使用する接着剤などにホルムアルデヒドの有害物質が含まれる点が課題です。

建築基準法により、ホルムアルデヒドに対する規制があるため大きく気にする必要はありませんが、アレルギーなど体質・健康面に不安のある方はビニールクロス以外の種類を選ぶようにしましょう

参考:サンゲツ|壁紙のシックハウス対策

壁紙の種類2.紙クロス

紙クロスは、その名の通り和紙やパルプなどの紙材が原料の壁紙で、デザインのラインナップも豊富です。

和紙を使った紙クロスであれば和室に、洋風デザインの紙クロスは洋室など、紙の質でお部屋の雰囲気を演出できる壁紙です。

紙クロスのメリット ・通気性に優れカビが生えにくい
・吸音性があり静かで寝室向き
・上品な質感
・カラーや柄が豊富
・環境に良い
紙クロスのデメリット ・収縮性、膨張性あり
・施工の技術が必要
向き不向きポイント ・寝室や和室など、静かに過ごす部屋に向いている
・上品な雰囲気にしたい
・デザインにこだわりたい
・健康面を重視する
・撥水性のない素材だとシミが残る可能性も

紙クロスは通気性・調湿性・安全性に優れ、焼却時に有害ガスが出にくいなど、環境と健康に良い自然素材として注目されています。

また、通気性もよく、湿度を保ちやすいのが特徴で、吸音性もあります。和室や寝室など、静かにリラックスして過ごすお部屋にはおすすめの壁紙です。

ただし、費用感については先述したビニールクロスよりも高額になります。

紙クロスはビニールクロスと比較して薄い素材であることが特徴で、施工の際に高い技術が必要になります。

そのため、素材だけでなく、施工についても費用が高額になる点には注意しましょう。

壁紙の種類3.布クロス

リネンや絹、レーヨンなどの織物素材でできた布クロスは、重厚感がある壁紙です。

ラグジュアリーな雰囲気があるので、一般住宅に限らずホテルや美術館にも使われています。

布クロスメリット ・耐久性に優れ丈夫
・繊維の風合いを楽しめる
・高級感がある
・通気が良い
布クロスのデメリット ・ホコリがつきやすい
・汚れると掃除しにくい
・取り扱い業者が少ない
向き不向きポイント ・こまめにメンテナンスできる
・高級感やあたたかみある雰囲気にしたい
・子供部屋には不向き

布クロスは見た目に高級感が漂い、耐久性・通気性にも優れています。

一方で、ホコリがつきやすいのでこまめにメンテナンスしなければならず、汚れやすい子供部屋には不向きです。

布クロスに関しては取り扱いのあるリフォーム業者が少ないので、依頼の際には確認しましょう。

壁紙の種類4.珪藻土(けいそうど)・漆喰クロス

珪藻土は藻類に属する天然素材で、ダイアトマイトとも呼ばれます。

無機質系クロスに分類され、和の雰囲気が漂う非常に風情ある壁紙です。

珪藻土・漆喰クロスのメリット ・消臭効果あり
・調湿効果があるのでカビの予防に
・耐久性に優れ丈夫である
・趣きある和の雰囲気に
珪藻土・漆喰クロスのデメリット ・薄いため施工に技術が必要
・水で拭けない
向き不向きポイント ・消臭効果があるので、ペットのいる部屋などに
・和室向き

珪藻土や漆喰クロスは、部屋の内壁を塗り壁にしたいものの、費用を抑えたい場合におすすめです。

和室向きですが、湿度を一定に保つ調湿機能や消臭効果に優れているので、ペット用の部屋に使われるケースも見られます。

また、珪藻土・漆喰クロスは薄く繊細なので、施工においては下地や継ぎ目が目立たないよう高い技術も必要になります。

壁紙の種類5.木質系クロス

木質系クロスとは、銘木・壁板・コルクなどを材料にした壁紙で、木の風合いとぬくもりが感じられます。

木質系クロスのメリット ・ナチュラルテイストの部屋に
・月日が経つとさらに風合いが増す
・ぬくもりと趣きある雰囲気に
木質系クロスのデメリット ・費用が高額
・耐水性が低い商品もある
向き不向きポイント ・一面ではなくアクセントとして一部に使用する
・リビングやダイニングの腰壁用に
・木材の質感や木目が好き

木質系クロスは、月日が経つほどに木目や風合いが味わい深くなり、使用する木の種類によっても部屋の雰囲気が変わります。

ナチュラルにもスタイリッシュにも演出できますが、費用は高めなので壁全面ではなく一部にアクセントとして使うケースも多く、腰壁用の壁紙としても人気です。

壁紙の種類6.オレフィン系クロス

オレフィン系クロスは、合成樹脂が主原料のプラスチック製壁紙です。

オレフィン系クロスのメリット ・耐久性に優れ傷付きにくい
・掃除がしやすい
・カラーや柄が豊富
・有害物質が少ない
オレフィン系クロスのデメリット ・ビニールクロスより高額
向き不向きポイント ・健康に害がないので子供部屋向き
・デザインにこだわりたい

オレフィン系クロスの見た目はビニールクロスと似ていますが、有害物質であるホルムアルデヒトは含有されていません。

ビニールクロスと同じスペックで、健康面で安全な壁紙を探している方に向いています。

耐久性が高く傷も付きにくいので、掃除も楽です。

部屋別に見るおすすめ壁紙の種類

特徴的なカラーの壁紙が施された子供部屋

家の中にはキッチンや寝室など役割の違うスペースがあり、それぞれの使用目的や雰囲気に合う壁紙を選ぶことがポイントです。

各部屋別に、機能性やデザイン面から見てベストな壁紙をご紹介していますので、参考にしてください。

キッチンの壁紙にはビニールクロス

キッチンは油汚れや水はねが多い場所なので、防水・防汚機能付きビニールクロスであれば汚れにくいです。

明るいカラーやタイル調などデザインも豊富で、華やかなキッチンが実現します。

リビングの壁紙には布や木質系

リビングに関しては、リラックスできる雰囲気や客室として高級感を出したいなら、布クロスや木質系クロスがおすすめです。

一方で、リビングでペットと過ごす時間が多い場合などは、消臭機能付きビニールクロスや珪藻土・漆喰クロスが消臭対策できます。

和室の壁紙には紙クロス

落ち着いた和室には、趣き漂う珪藻土・漆喰クロス、もしくは上品で吸音性の高い紙クロスがおすすめです。

どちらも調湿機能も優れている壁紙なのでカビなどの心配もなく、爽やかで静かな佇まいの和室に仕上がります。

子供部屋の壁紙にはオレフィン系

子供たちが遊びに夢中になれるように耐久性・安全性を重視した場合、オレフィン系クロスがおすすめです。

カラーや柄も豊富なので、ワクワクするデザインや明るい色を選べば、遊び心ある子供部屋に仕上がります。

トイレの壁紙には珪藻土クロス

快適に過ごしたいトイレには、防臭・防汚機能付きビニールクロスや消臭効果のある珪藻土クロスが適しています。

衛生的な外観になるように、ホワイト系や明るいデザインで、素敵なスペースを作りましょう。

寝室の壁紙には紙クロスや布クロス

落ち着いてリラックスしたい寝室に向いているのは、吸音性に富んだ紙クロスやあたたかみがあってラグジュアリーな雰囲気の布クロスです。

カラー選びでは、青色が心身を鎮める効果があるため寝室にはブルーの寒色系の壁紙がふさわしいとされるほか、淡いカラーやモノトーンカラーも落ち着いた雰囲気に仕上がります。

壁紙の張替リフォームの費用感

シックな雰囲気の壁紙が施された和室

張替えリフォームの費用は、使用する壁紙の種類や施工面積によって異なり、ビニールクロスが最も安価で、木質系や布クロスは費用が高めです。

以下に、1㎡あたりの一般的な費用相場をまとめました。

壁紙・クロスの種類 費用相場(1㎡あたり)
ビニールクロス 約1,000〜1,800円
紙クロス 約2,000~3,000円
布クロス 約2,500〜3,500円
木質系 約3,000〜5,000円
珪藻土クロス 約2,000~3,500円
オレフィン系クロス 約1,500~2,500円

壁紙の張り替えは、上記のような費用感になり、6畳ほどの部屋であれば施工費は約4〜6万円が目安です。

最も高額な木質系クロスは、リビングなどの腰壁部分にアクセントとして部分的に使うことで、費用を節約できます。

価格差があるからこそ、複数業者に相見積もりを取って慎重に比較検討することが重要です。同じ施工内容でも、業者によって1〜2万円以上の差が出ることもあります。

壁紙張替えの業者選びのポイント

壁紙を張り替える作業者の手元

壁紙張替えで失敗しないためには、リフォーム業者選びがカギを握ります。

選択基準のポイントとなるのは、以下です。

  • クロスの施工経験が豊富であるか
  • 見積もり時に内訳詳細をきちんと提示してくれるか
  • アフターサービスや保証の有無
  • スタッフの対応が横柄でなく親切親身になってくれるか

壁紙張替えのリフォームは複数業者に相見積もりを依頼し、特に上記の項目について比較検討することが重要です。

見積もりにおいては、材料費・施工費・オプション費用などを細かく分けて明記してくれる業者であれば、信頼性も高く後からトラブルにもなりません。

費用面のみでなく、施工実績や保証関連、スタッフの対応などもよくチェックの上で、ベストな1社を決めましょう。

リフォームパークでは、お住まいの地域で実績豊富なリフォーム業者をご紹介しています。
まずはお気軽にお見積りについてお問い合わせください!

壁紙を張替えリフォームでおしゃれに!種類・特徴・費用感を一挙紹介!|まとめ

壁紙は種類によって特徴も費用も大きく異なります。各部屋の用途や雰囲気に合わせて、機能性とデザイン性で選ぶことで満足度の高い仕上がりになります。

【壁紙選びのポイント】

  • 水回りには防水・防汚のビニールクロス
  • 和室・寝室には紙クロスや珪藻土クロス
  • リビングには高級感のある布クロスや木質系クロス
  • 子供部屋には安全性の高いオレフィン系クロス
  • ペットがいる部屋には消臭効果のある珪藻土クロス

壁紙の張り替えの費用は6畳で約4〜6万円が目安ですが、壁紙の種類や業者によって大きく変わります。

複数社に相見積もりを取り、施工実績がありリフォーム後もアフターサービスが充実している業者を慎重に選びましょう。

リフォームパークは、独自の基準をクリアした優良リフォーム会社のみを掲載している比較サイトです!
壁紙の張替えに対応できる業者も、条件に応じてスムーズに比較・検討することが可能です。

また、リフォームパークなら、お問い合わせ内容に応じて適したリフォーム会社をピックアップするため、業者選びに迷う時間や手間を減らすことができます。

「まずは相場感を知りたい」「実績のある業者に相談したい」といった段階でも問題ありません。リフォームパークを活用して、納得できる壁紙の張替えを進めてみてください。

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