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断熱材の種類を比較!2026年最新の価格・性能と補助金活用法を解説

自宅のリフォームや注文住宅を考える際、多くの人が「断熱材ってどれがいいの?」「価格が高いものほど性能がいいの?」などと疑問を抱えるのではないでしょうか。

断熱材は、住まいの快適さと光熱費に直結する重要な建材です。

この記事では、様々な種類の断熱材を比較し、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

断熱材選びに困ったときは、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。

そもそも断熱材の役割とは?

断熱材

断熱材は、家を外の気温から守り、熱の移動をコントロールする建材の要です。

夏は熱気が家に入るのを防ぎ、冬は暖房で温めた空気を外に逃がさない役割を担っています。
この断熱性能の高さが、住まいの快適性や省エネ性能に直結します。

特に古い住宅は、断熱材の種類や性能が現在の基準に満たないケースが多く、家全体の断熱材を見直すことは、光熱費の節約や住み心地の改善に非常に効果的です。

リフォームによって断熱性能を高めることは、もはや住まいの必須条件であり省エネ性能を高めるうえで非常に効果的となっています。

住宅が抱える断熱問題

日本の古い住宅の多くは、、現在の断熱材基準が導入される前に建てられており、基準を満たす断熱材が使用されていないケースが少なくありません。

これは、昔の日本の住宅が通気性を重視して建てられていた結果、熱が逃げやすい構造となっており、特に寒冷地では、冬場に壁や窓から冷気が入り込み、室内の冷え込みを招く大きな要因となっています。

断熱材の不備は結露を発生させやすく、カビやダニの温床となり、アレルギーやぜんそくといった健康被害につながることもあります。

こうした問題から家族を守るため、リフォームで適切な断熱材の種類を選び、断熱性能を確保することが非常に重要です。

断熱材がもたらすメリット

断熱材をリフォームで追加・交換することは、単に室温を保つだけでなく、私たちの生活の質を向上させます。

まず第一に、一年中安定した快適な室温を保てる性能で、夏は涼しく、冬は暖かい家は、冷暖房に頼りすぎることなく快適に過ごすことができます。

これは、断熱材が外気の影響を効果的にシャットアウトするためです。

次に、光熱費の削減です。断熱材によって熱の出入りが抑えられると、エアコンやヒーターの稼働時間が減り、電気代やガス代の節約につながります。

そして最後に、健康への好影響です。冬の寒い地域では、室内での急激な温度変化がヒートショックを引き起こすことがありますが、家全体の断熱性能を高めることで、部屋ごとの温度差が小さくなり、健康リスクを抑えられます。

種類別に断熱材の価格と性能を比較

家の模型

断熱材は、その素材によっていくつかの種類に分けられそれぞれ熱の伝わりやすさや耐水性といった特徴が大きく異なります。

ご自宅の環境に最適な断熱材を見つけるためには、価格だけでなく、将来的な光熱費の削減効果などを含めた性能をしっかりと比較検討することが非常に重要です。

ここでは、代表的な断熱材の種類ごとに、価格の目安と主な性能の特徴を比較して紹介します。

断熱材の種類 価格相場(㎡あたり) 主なメリット 適した用途
グラスウール・ロックウール(繊維系) 400円〜1,000円 コスト性能が高い、不燃性能が高い コスト重視、広い面積への施工
ウレタンフォーム(発泡プラスチック系) 1,500円〜4,000円 高い断熱性能、気密性が高い、吸水性が低い 寒い地域、結露防止、複雑な箇所
フェノールフォーム(発泡プラスチック系) 1,500円〜4,000円 最高水準の断熱性能、薄い厚みで高性能 最高レベルの断熱性能を求める場合
セルロースファイバー(自然素材系) 1,800円〜4,500円 吸放湿性能・防音性能が高い、環境性能 性能と快適性重視、防音対策が必要な場合

繊維系断熱材:グラスウール・ロックウール

グラスウールやロックウールは、断熱材の中で最も一般的な種類の一つであり、コストパフォーマンスの高さが最大の魅力です。

グラスウールはガラス繊維、ロックウールは岩石などの無機物を原料としており、綿状の繊維が空気を閉じ込めることで高い断熱性能を発揮します。

グラスウール・ロックウールの価格は、1㎡あたり400円から1,000円程度と比較的安価ですが、湿気に弱い性質があるため、施工時に防湿対策を徹底する必要があります。

性能を最大限に引き出すためには、隙間なく丁寧に敷き詰める技術が欠かせません。

断熱材の種類として、価格を抑えつつ一定の性能を求める場合や、広い面積に施工したい場合に有力な候補となります。

発泡プラスチック系断熱材:ウレタンフォーム・フェノールフォーム

ウレタンフォームやフェノールフォームは、プラスチックを発泡させた断熱材で、非常に高い断熱性能と吸水性の低さが特徴です。

硬い板状の製品と、現場で吹き付けて発泡させるタイプの種類があり、吹き付けタイプは複雑な構造部分にも隙間なく施工できるため、気密性が格段に向上します。

その高い性能から、寒い地域や、徹底的に結露を防ぎたいリフォーム箇所に非常に適しています。

繊維系の断熱材と比較して価格は高めで、1㎡あたり1,500円から4,000円程度が目安です。

特に、熱伝導率が低いフェノールフォームは、断熱材の種類の中でも最高レベルの性能を発揮し、より薄い厚みで高い断熱効果を得たい場合に選ばれることが多いです。

自然素材系断熱材:セルロースファイバー・インシュレーションボード

セルロースファイバーやインシュレーションボードは、古紙や木質繊維などの天然素材を主原料とした断熱材の一種です。

人や環境に優しく、化学物質の使用を抑えたいという方に選ばれています。価格は他の断熱材と比較して高くなる傾向があり、1㎡あたり1,800円から4,500円程度が目安です。

セルロースファイバーとインシュレーションボードは、吸放湿性能に優れているため、室内の湿度を自然に調整する効果も期待できます。

また、防音性能にも優れており、外部の騒音が気になる環境や、静かな室内環境を求めている方に最適な断熱材で環境性能と住み心地の快適性を重視する方に特におすすめです。

断熱工法の基礎知識

リフォーム中の家

断熱材の種類を選ぶことと同じくらい重要なのが、その断熱材をどのように施工するかという「断熱工法」の選択です。

同じ素材を使っていても、工法によって気密性の高さや施工費用、さらには将来的なメンテナンスの難易度が大きく変わってきます。

ここでは、3つの代表的な断熱工法について、それぞれのメリットと注意点を解説します。

工法名 施工場所 費用相場(㎡) メリット デメリット・注意点
充填断熱(内断熱) 柱の間に施工 約1,000円〜3,000円 施工コストが安い。工法がシンプルで多くの業者が得意とする。 柱の部分が「熱の通り道」になりやすい。施工者の腕で性能が左右される。
外張り断熱(外断熱) 柱の外側を包む 約5,000円〜10,000円 家を丸ごと包むため気密性が高い。結露しにくく家の寿命が延びる。 施工費用が高め。外壁が厚くなるため、敷地境界線などの制限を受ける場合がある。
付加断熱(ダブル断熱) 内と外の両方 10,000円以上 圧倒的な断熱性能。極寒の地域でも魔法瓶のような暖かさを維持できる。 費用が非常に高額。高度な技術が必要なため、対応できる業者が限られる。

充填断熱(内断熱):最も一般的でコスト重視の工法

充填断熱は、柱と柱の間のスペースに断熱材を詰め込む方法で、日本の木造住宅において最も広く採用されている標準的な工法です。

壁の厚みの範囲内で施工が完了するため、建物全体のサイズに影響を与えず、材料費などを抑えられる点が大きなメリットと言えます。

㎡あたりの施工費用は、選ぶ素材にもよりますが約1,000円から3,000円程度が相場となっており、予算を抑えたいリフォームに最適です。

ただし、柱の部分には断熱材が入らないため、熱の通り道となる「熱橋(ヒートブリッジ)」が発生しやすく、施工業者の技術力によって性能に差が出やすい側面もあります。

外張り断熱(外断熱):家全体を包み込み結露を防ぐ工法

外張り断熱は、建物の柱の外側から家全体を断熱材でぐるりと包み込む方法で、魔法瓶のような高い気密性能を実現できる工法です。

柱の外側に施工するため、充填断熱で懸念される「熱橋」をほぼ完全に解消でき、家全体の温度差を小さくすることが可能になります。

施工費用は㎡あたり約5,000円から1万円程度と高めですが、構造材が断熱材の内側にあるため、壁内結露のリスクを大幅に低減し、家の寿命を延ばす効果も期待できます。

リフォームの際は外壁の張り替えが必要になるため、外装メンテナンスと同時に行うことで費用対効果を期待できます。

付加断熱(ダブル断熱):最高峰の性能を追求する二重工法

付加断熱とは、前述した充填断熱と外張り断熱を組み合わせることで、断熱材を二層にして施工するハイエンドな断熱方法です。

極寒の地域や、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を超えるような超高断熱住宅を目指す場合に採用されることが多く、圧倒的な断熱性能を誇ります。

施工費用は㎡あたり1万円を超えることも珍しくありませんが、将来的な光熱費を極限まで抑えたい方にとっては価値のある投資となります。

施工には高度な設計と確実な工事技術が求められるため、付加断熱の実績が豊富な専門業者を厳選して比較検討することが絶対条件です。

省エネ基準適合の義務化

電球

日本の住宅事情は今、大きな転換期を迎えており、2025年4月から原則としてすべての新築住宅に「省エネ基準」への適合が義務付けられることになりました。

これまでは推奨レベルであった断熱等級4が最低基準となるため、これから家を建てる方や大規模なリフォームを行う方は、この基準を無視することはできません。

さらに2030年には、より厳しい「ZEH水準(断熱等級5)」への引き上げも予定されており、断熱材選びの重要性はかつてないほど高まっています。

この法改正は、住宅の資産価値にも直結するため、将来売却することを視野に入れている場合は、現在の最低基準を上回る性能を確保しておくことがこれから重要となります。

断熱等級と住み心地の目安

断熱等級は数値が高くなるほど性能が向上し、等級4は「冬の室温がおおむね8度を下回らない」程度の基準となっています。

最新の等級5(ZEH水準)以上になれば、冷暖房を止めた後の室温低下がより緩やかになり、朝起きた時のリビングの寒さが劇的に改善されることを体感できるはずです。

断熱改修にかかる初期費用は、等級を上げるごとに数十万円単位で上昇しますが、それ以上に日々の電気代が安くなるため、10年から20年のスパンで見れば十分に価値があります。

リフォーム業者を選ぶ際は、単に「断熱します」という曖昧な提案ではなく、具体的にどの等級を目指すのかを数値で示してくれるかどうかを確認しましょう。

2026年最新!活用すべき「断熱リフォーム補助金」

補助金資料

2026年度も、国が住宅の省エネ化を推進しており、断熱改修に対して非常に手厚い補助金制度が用意されています。

特に「先進的窓リノベ2026事業」「子育てエコホーム支援事業」といった制度を活用すれば、工事費用の数十パーセントを抑えられる可能性があります。

例えば、窓の断熱改修(内窓設置や外窓交換)では、1戸あたり最大100万円という大規模な補助が設定されており、断熱材の追加とセットで行うのが現在のリフォームでは一般的です。

補助金の適用には「登録事業者」による施工が必須条件となるため、最初から補助金申請に慣れている業者を候補に入れることが、最も確実な方法となります。

制度名称 主な対象工事 補助額(上限) 特徴・おすすめのケース
先進的窓リノベ2026事業 窓の断熱(内窓・外窓・ガラス交換)、玄関ドア 最大100万円/戸 窓の断熱改修では最も補助額が大きい。結露や窓からの冷気が気になる方に最適。
みらいエコ住宅2026事業 断熱改修、エコ住宅設備(節水トイレ等)、バリアフリー 最大60万円/戸(※) 全世帯が対象。断熱材の施工とあわせて、水回りなどのリフォームも検討したい方向け。
既存住宅の断熱リフォーム支援事業 窓、断熱材、玄関ドア(高性能建材が条件) 最大120万円/戸 「トータル断熱」で家全体の性能を上げたい方向け。全国対象で環境省が実施。
給湯省エネ2026事業 高効率給湯器(エコキュート、エネファーム等) 7万円〜17万円/台 断熱改修とセットで行うことで、家全体の省エネ効率をさらに高めたい場合に有効。

(※)みらいエコ住宅2026事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯、または中古住宅購入を伴う場合などに上限額が引き上げられます。

補助金を活用した場合の自己負担イメージ

一戸建ての天井・床・窓の断熱改修をフルセットで行う場合、通常は300万円程度の費用がかかりますが、補助金を活用すれば、実質の自己負担額を200万円以下に抑えられるケースも存在します。

ただし、補助金は予算上限に達し次第終了してしまうため、検討を始めたら早めに複数の業者から見積もりを取り、申請のタイミングを逃さないことが大切です。

補助金の対象となる断熱材の厚みや種類には細かい規定があるため、施主自身がすべてを把握するのは困難です。

各制度を把握し、最も有利な組み合わせを提案してくれる良心的な業者を見抜くことが、リフォーム成功には欠かせません。

場所別!断熱材選びと費用相場

家の模型

住宅の断熱性能を効率よく高めるためには、家の中のどこにどの断熱材を使うかという「適材適所」の考え方が必要です。

屋根、壁、床下ではそれぞれ直面する外気の影響が異なるため、特定の素材に固執するのではなく、それぞれの場所に最適な種類を組み合わせるべきです。

ここでは、具体的な施工ポイントと、リフォーム時にかかる一般的な費用相場をまとめました。

天井・屋根:夏の熱気を遮断する

屋根は夏場の直射日光による熱を最も受ける場所であり、天井裏の温度は60度を超えることもあります。

ここには、厚みを出しやすく吸音性も高いセルロースファイバーや、軽量で施工性に優れた高性能グラスウールを厚く敷き詰めるのが一般的です。

天井断熱のリフォーム費用は、施工面積にもよりますが約15万円から50万円程度が目安となります。

屋根自体に断熱材を貼る「屋根断熱」は費用が高くなりますが、小屋裏を収納スペースや部屋として活用したい場合には非常に効果的です。

壁:冬の寒さと結露を防ぐ

壁は家の中で最も面積が広いため、ここでの断熱材選びが家全体の断熱性能を大きく左右します。

新築であれば、高性能なフェノールフォームを外張り工法で採用するのが理想的ですが、既存住宅のリフォームでは、壁を壊さずに隙間にウレタンを吹き付ける工法が人気です。

壁の断熱改修費用は、内側からの施工で50万円から150万円、外側からの全面改修では200万円を超えることもあります。

費用を抑えるためには、生活の中心となるリビングの壁だけを重点的に強化する「部分断熱」を検討するのも、コストコントロールです。

床下:足元の冷えを解消し底冷えを防ぐ

冬場の「底冷え」に悩んでいる方は、床下の断熱材を見直すだけで、体感温度が変化することを実感することができます。

床下は湿気がたまりやすいため、湿気の影響を受けにくく、かつ長期的に形状が安定しているポリスチレンフォームなどの板状断熱材が適しています。

床下断熱リフォームの費用は、床を剥がさずに下から潜って施工する場合、30万円から60万円程度で済むケースが多いです。

足元が温まると設定温度を下げても快適に過ごせるため、暖房費の節約効果も高く、コスパの良いリフォーム箇所としておすすめです。

良いリフォーム業者を選ぶには?

床貼り作業

適切な断熱材の種類を選んだとしても、その性能を最大限に発揮できるかどうかは、施工を行う業者の技術力にかかっています。

どんなに優れた断熱材でも、施工に不備があれば期待する断熱効果は得られません。

ここでは、断熱材リフォームで失敗しないために、信頼できる業者を見つける具体的なポイントを解説します。

業者によって断熱材の選択肢は変わる?

リフォーム業者によっては、得意とする断熱材の種類や工法が限定されていることが多く、それが選択肢を狭めてしまう可能性があります。

例えば、吹き付けタイプの断熱材を専門とする業者もあれば、グラスウールなどの繊維系断熱材を主に扱っている業者もあります。

そのため、事前に希望する断熱材の種類や性能が決まっている場合は、その施工実績が豊富で、かつ公平に比較提案してくれる業者を探すことが重要です。

複数業者からの見積もりと相場比較の重要性

断熱材リフォームを成功させるために最も重要なのは、複数の業者から見積もりを取得し、サービス内容や価格を比較検討することです。

1社だけの見積もりでは、提示された価格が適正であるかどうかの判断ができないため、必ず3社以上の業者から見積もりを取り、断熱材の種類や性能、工事の範囲、そして価格や工期などを細かく比較しましょう。

単に価格の安さだけでなく、内訳を詳しく確認し、こちらの質問に誠実に答えてくれるなど、担当者の対応も業者選びの重要な判断基準としてください。

断熱材にはどんな種類がある?|まとめ

断熱作業

この記事では、断熱材の種類や最新の工法、そして費用相場について詳しく解説してきました。

種類・性能について

  • 断熱材はグラスウール・ウレタンフォーム・セルロースファイバーなど素材によって性能と価格が大きく異なる
  • 天井・壁・床下それぞれで最適な種類が違うため、場所に合わせた「適材適所」の選択が重要

費用・制度について

  • 家全体の断熱リフォームは80万円〜300万円が目安。補助金を活用すれば自己負担を大幅に抑えられる
  • 2025年から省エネ基準適合が義務化され、断熱性能は住宅の資産価値にも直結する

断熱材は単なる建築資材ではなく、家族の健康を守り、将来の家計を助けるための極めて重要な投資と言えます。

まずは複数の信頼できる業者から見積もりを取り、価格だけでなくそれぞれの提案内容や断熱へのこだわりを徹底的に比較することから始めてみてください。

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