壁付けキッチンとは?レイアウトの種類や費用相場を紹介
お子さまの独立など、ライフスタイルの変化等をきっかけに、今の暮らしに合わせたキッチンのリフォームを考えている方は多いのではないでしょうか。
対面キッチンから壁付けキッチンへの変更や、今の壁付けキッチンをより使いやすくリフォームしたいと検討している方もいるかもしれません。
この記事では、壁付けキッチンのレイアウトや配置の基本から、リフォームの費用相場、そして業者選びのポイントまで、リフォームに関する疑問を解決していきます。
壁付けキッチンとは?
壁付けキッチンは、コンロやシンクが壁に接するように配置されているキッチンのことです。
以前から日本の住宅で主流のレイアウトで、リビングやダイニングの空間を広く使えるだけでなく、家事動線もコンパクトになるのが壁付けキッチンの魅力です。
ここでは、そんな壁付けキッチンの基本知識やレイアウトの種類、配置のポイントをご紹介します。
壁付けキッチンがおすすめのライフスタイル
壁付けキッチンは、ライフスタイルに変化があった方にぴったりのレイアウトです。
夫婦二人暮らしの方が対面キッチンから壁付けキッチンにすることで、リビングダイニングのスペースを広々と活用できます。
壁付けキッチンはリビングに背を向けて作業するため、料理に集中したい方やリビングに来客を通さない方にもおすすめです。
LDKを広く活用したい、家事動線をコンパクトにしたいといった希望を叶えやすいのが壁付けキッチンの魅力といえます。
壁付けキッチンにおけるレイアウトの種類
壁付けキッチンには、主にI型、L型、U型、II型の4つのレイアウトがあり、それぞれの配置方法によって、使い勝手や必要なスペースが異なります。
I型はコンロ・シンク・作業台が一列に並んだ最もシンプルなタイプで、省スペースで設置できます。
L型とU型は作業スペースを広く確保できるレイアウトで、ゆったりと料理を楽しみたい方におすすめです。
II型も壁付けキッチンのレイアウトとして紹介されることが多いですが、対面キッチンと壁付けキッチンの両方の特徴を含んだようなレイアウトです。
ここでは、それぞれのレイアウトの特徴についてご紹介します。
I型レイアウト
コンロ、シンク、調理台が一列に並んだ、最もシンプルな配置です。
省スペースで設置できるため、キッチンスペースを広くとれない場合に適しています。
家事動線が一直線になるレイアウトなため、移動が少なく調理から片付けまでスムーズに行え、一人で料理をする際にも効率的に作業を進められるのでおすすめです。
ただし、リビングから手元が丸見えになるため、工夫しないと目隠しが難しい場合もあります。
L型レイアウト
コンロとシンクがL字型に配置されたタイプで、2つの壁に沿ってキッチンを設置します。
広い作業スペースを確保できるレイアウトなため、調理器具を広げたり、複数の作業を同時に進めたりするのに便利です。
また、デッドスペースになりがちなコーナー部分を有効活用すれば、収納力も高められるのでおすすめです。
リビング側にカウンターや間仕切りを設けることで、手元を目隠しすることも可能です。
II型・U型レイアウト
II型はシンクとコンロが二列に分かれて向かい合う配置で、短い動線で効率的に作業を進められます。
一方でU型はキッチンの中央を囲むコの字型の配置で、作業スペースを広く確保できるのが特徴です。
どちらも広いスペースが必要となるため、既存の壁付けキッチンからのリフォームではレイアウトの変更が難しい場合もあります。
これらのレイアウトも、リビングとの間にカウンターや間仕切りを設けることで、調理中の手元や洗い物がリビングから見えないようにでき、目隠し効果を高められます。
しかし、キッチンからダイニングへの動線をスムーズにしたいという場合には、II型やU型のレイアウトは向いていない場合もあります。
壁付けキッチンを活かした配置のポイント
壁付けキッチンをリフォームする際は、ただ単にキッチンを壁に寄せるだけでなく、リビングダイニングとの調和や、ご家庭のライフスタイルを考えることが大切です。
例えば、I型は壁付けキッチンの一番典型的なレイアウトとなっておりますが、来客が多いご家庭の場合はお客様にキッチンが丸見えになってしまうという懸念点もあります。
水回りなどの汚れやすい箇所はL字型で配置するなど、事例カタログなどをチェックしながら、ご自身にあったレイアウトを選ぶようにしましょう。
壁付けキッチンにリフォームするメリット・デメリット
壁付けキッチンには、空間を有効活用でき、家事に集中できるといったメリットがある一方で、キッチン全体が来客に丸見えになり、目隠ししにくいデメリットもあります。
ここでは、リフォームを検討する際に知っておきたい、壁付けキッチンのメリットと目隠しなどの対策含めたデメリットをご紹介します。
壁付けキッチンのメリット
壁付けキッチンの最大のメリットは、リビングやダイニングの空間を広く使えることです。
キッチンが壁に接しているレイアウトで、LDKのスペースを最大限に活用ができ、調理中はリビングを背にして立つため、作業に集中しやすいという点があります。
さらに、対面キッチンに比べて壁付けキッチンはリフォーム費用が安く抑えられるケースが多く、コストを抑えたい方には大きなメリットになります。
一般的に、対面キッチンのリフォーム費用相場が約50万円〜300万円に対し、壁付けキッチンへの変更は約50万円〜200万円と比較的安価に収まることが多いです。
壁付けキッチンのデメリットと解決策
壁付けキッチンは、調理中の手元がリビングから丸見えになってしまうため、来客時などに目隠しできずに生活感が気になる場合があります。
また、キッチンが壁に面しており作業スペースが限られていますので、家族や友人など複数人で一緒に料理をするのが難しい場合もあります。
これらのデメリットを解消するためには、腰壁や造作カウンターを設置して手元を目隠しし、キッチンの前に簡単なパーテーションを置いたりするレイアウト方法があります。
また、カウンターの高さや位置を工夫することで、調理中の目隠し効果を高めることも可能です。
壁付けキッチンリフォームにかかる費用相場
壁付けキッチンへのリフォームを検討する上で、費用は重要なポイントです。
キッチン本体の価格だけでなく、工事費用も含めた全体的な相場を把握することが大切です。
ここでは、費用の内訳や、リフォーム費用を安く抑える方法についてご紹介します。
リフォーム費用の内訳
壁付けキッチンのリフォームにかかる費用は、大きく分けて「キッチン本体費用」と「工事費用」の二つです。
キッチン本体の費用は、選ぶメーカーや機能、グレードによって大きく変動します。
工事費用には、古いキッチンの解体・撤去費用、新しいキッチンの組み立て・設置費用、電気工事、水道工事などが含まれます。
また、壁紙や床材の張り替え工事を追加する場合はその分の費用も必要です。
壁付けから壁付けへリフォームする場合の費用相場
既存の壁付けキッチンから新しい壁付けキッチンへ交換する場合、費用の相場は50万円〜200万円程度です。
費用に幅があるのは、選ぶキッチンのグレードによって大きく変わるためです。
システムキッチンのグレードを標準的なものにすれば費用を抑えられますし、食洗機やIHクッキングヒーターなどの高機能な設備を導入すると費用は高くなります。
また、キッチンの設置場所に合わせて壁紙や床材を張り替える範囲が広くなると、その分費用も増加します。
補助金や助成金を利用して費用を抑える方法
壁付けキッチンのリフォーム費用を少しでも抑えるために、国や自治体の補助金・助成金の利用を検討しましょう。
例えば、省エネ性能の高い設備を導入する場合や、バリアフリー化のリフォームを行う場合に適用される制度があります。
ただし、利用するには条件が定められており、申請期間も決まっているため、リフォーム会社と相談しながら利用できる制度がないか確認することが重要です。
失敗しないリフォーム業者の選び方
リフォームを成功させるには、信頼できる業者を選ぶことが最も重要です。
しかし、全国には数多くのリフォーム業者がいるため、そのなかから自分に合った信頼できる業者を探すのはなかなか難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。
ここでは、失敗しないリフォーム業者選びのポイントをご紹介します。
比較検討の重要性
壁付けキッチンのリフォームを成功させるためには、複数の業者を比較検討することが重要です。
一つの業者だけの見積もりだけでは、その費用やプランが適正かどうか判断できません。
複数の業者から見積もりを取ることで、それぞれの費用やプラン内容、使用する素材や工事の進め方などを細かく比較検討できます。
これが、納得のいく価格でリフォームを実現するための大切な第一歩です。
信頼できる業者を見つけるためのチェックポイント
信頼できるリフォーム業者を見つけるためには、いくつかのポイントがあります。
まず、過去の壁付けキッチンのリフォーム実績が豊富にあるかを確認しましょう。
実績が多いほどノウハウも豊富ですので、安心して工事を任せることができます。
また、担当者がこちらの要望を丁寧に聞いてくれ、不明な点にも分かりやすく説明してくれるかどうかも、リフォーム業者を選ぶ上で大切なポイントになります。
複数社から見積もりを取り最適なプランを見つける
複数社から見積もりを取る最大の理由は、提示された費用や工事内容が適正か判断するためです。
見積もり内容を比較することで、それぞれの業者がどのような項目にどれくらいの費用をかけているのか一目で分かります。
また、複数の見積もり書を見比べると、提案内容や工夫の違いが明確になり自分の要望に最も合ったプランを提案してくれる業者を見つけやすくなるでしょう。
壁付けキッチンとは|まとめ
壁付けキッチンは、リビングダイニングを広く使える、家事動線をコンパクトにできるなど、夫婦二人暮らしに最適なレイアウトです。
ただし、来客の際には目隠しするのがやや難しいレイアウトになりますので、ライフスタイルに合わせてどのような配置にしていくのかを検討・相談することをおすすめします。
リフォーム費用はキッチンのグレードや工事内容によって異なりますが、補助金などを活用することで費用を抑えることも可能です。
リフォームを成功させるためには、まず複数のリフォーム業者から見積もりを取り、提案内容や費用を比較検討することが重要です。
それぞれの業者の強みを把握し、納得のいくリフォームを実現しましょう。