階段リフォームの費用相場はどのくらい?業者の選び方も解説
階段でヒヤッとした経験ありますか?
実は国内の家庭内事故の3割が階段で発生し、高齢者の場合は骨折から寝たきりに直結することもあるのが現状です。
そのため、階段リフォームは単なる見た目の問題ではなく、将来にわたって快適な暮らしを実現するための「家族の命を守る重要な投資」と言えます。
そこで、本記事では階段リフォームの費用相場から、階段リフォーム業者の選び方まで解説します。
階段リフォームを検討している方で、信頼できる業者をお探しの方は必見です。
階段が45度以上なら要注意!スマホでできる角度チェック
毎日何気なく上り下りしている階段ですが、実は大きなリスクをはらんでいる可能性があり、特に高齢者や小さなお子さまがいるご家庭では、階段の傾斜が原因で転倒事故が発生することもあります。
危険な階段の目安として、階段の角度が45度以上あると安全性に問題があるとされています。
自宅の階段が大丈夫か不安な方は、スマートフォンの水平器アプリを使ってご自宅の階段の角度をチェックしてみましょう。
ただし、階段の角度が45度未満でも安心とは限りません。
踏み面の狭さや滑りやすさ、手すりの有無など、さまざまな要因が事故につながる可能性があります。
まずは小さなところから改善してみるのもひとつの方法です。
段差の見直しや手すりの設置など、手軽なリフォームから検討してみてはいかがでしょうか。
比較的手軽な簡単階段リフォーム
階段のリフォームと聞くと、大がかりな工事を想像されるかもしれませんが、実は比較的手軽な施工から始めることも可能です。
手すりの増設(約5万〜15万円)や階段の端部分である段鼻の改修(一段あたり約1万円〜)など、比較的手軽な施工から始めることができます。
階段リフォームにお悩みの方は、まずは信頼できるリフォーム業者に相談をしてみてはいかがでしょうか。
リフォームパークでは全国から厳選されたリフォーム業者を掲載し、お住まいの地域や希望する施工内容に合わせて、最適な業者を簡単に検索できます。
さらに、リフォームパークなら無料で見積もり依頼ができるのも大きなメリットです。複数の業者から相見積もりを取りたい方はぜひ活用してみてください。
階段リフォームの費用相場
階段リフォームを検討する時に、まず気になるのは「費用」ですよね。
階段リフォームの適切な予算を立てることで後からのトラブルや後悔を防ぎ、快適で安全な階段を実現できます。
そのため、快適で安全な階段を実現するために、階段リフォームの費用相場について知っておくことが大切です。
ここからは、階段リフォームの費用相場についてわかりやすく解説していきます。
階段リフォーム工事別の費用相場
階段リフォームの費用相場は工事内容によって大きく異なります。
適切な予算計画を立てるために、階段リフォームの工事別価格表を以下にまとめました。これらを参考に、ご自身の状況に合った選択をしましょう。
単純な手すり設置は数万円からですが、勾配改善には構造調査が必須です。
リフォーム料金の目安として20万円以上は見込むようにしましょう。
階段リフォーム費用を節約するためのポイント
階段リフォームでは費用がかさみがちですが、効果を損なわずに予算を節約する方法があります。
「見積もりの内訳確認」「助成金の活用」「段階的な改修計画」の3つのポイントを押さえることで、同じ効果を得ながらも費用を節約することが可能です。
ここからは、階段リフォーム費用を節約するためのポイントについて解説していきます。
見積もりの内訳を確認する
リフォームを安心して進めるためには、見積もりの内訳をしっかり確認することが大切です。
信頼できるリフォーム業者であっても、材料費・工事費・諸経費などがどう計上されているかを把握しておくことで、思わぬトラブルを未然に防げます。
特に階段リフォームでは、価格の安さだけで業者を選ぶと、施工後に追加費用が発生したり、仕上がりに不満が出たりする可能性もあります。
納得のいく工事を実現するためにも、見積もりの内容は細部まで確認しておきましょう。
助成金を活用する
階段リフォームを節約するために、助成金の活用を検討しましょう。
ご家庭に高齢者がいる場合、手すりの設置などバリアフリー工事に対して、市区町村によっては公的な助成金が利用できることがあります。
まずはお住まいの自治体の窓口やホームページで、助成制度の有無や申請条件を確認してみましょう。
段階的な改修計画で予算を分散させる
階段リフォームは一度にすべてを行う必要はありません。
まずは手すりの設置から始め、その後に床材の交換、さらに大規模な階段リフォームへと段階的に進める方法もあります。
品質と安全性を重視し、適正価格のリフォーム業者を選ぶことが、長期的に見て経済的にも賢い選択につながります。
無理なく計画的に階段リフォームを進め、安全な階段環境を整えましょう。
安全な階段にする工法選び!段差4cmの違いで転倒率半減
「この階段、もう少し緩やかだったら安心なのに…」
そう感じたことがある方は、きっと少なくないでしょう。
実は階段の蹴上げ(段差)をたった4cm低くするだけで、転倒リスクが約半分になるというデータもあります。
それだけ、階段の傾斜は私たちの安全に大きく関わっているのです。
ここからは階段をより緩やかに、そして安全にするための代表的な3つの工法についてわかりやすくご紹介します。
階段を緩やかにする3つの工法
階段を緩やかにするリフォーム工法には、「段数増加工法」「形状変更工法」「位置移動工法」の3つの工法があります。
階段リフォームの予算と効果に応じて最適な方法を選びましょう。
わずか2.5坪のスペースでも、階段の勾配を42度から32度へと緩やかに改善できた実例があり、限られた空間でも工夫次第で、安全性を高めることは十分可能です。
また、階段の端(段鼻)部分をR形状に変更するだけでもつまずきにくくなり、転倒防止に役立ちます。
ここからは、それぞれの工法について詳しくご紹介します。
あらかじめ工法の特徴や違いを知っておくことで、リフォーム会社との打ち合わせもスムーズに進み、納得のいくリフォームにつながりますよ。
段数増加工法について
段数増加工法は、既存の階段に段を追加することで一段あたりの高さ(蹴上げ)を低くし、勾配を緩やかにする工法です。
最も費用対効果が高く、比較的短期間で施工できるのが特徴です。
既存の階段構造を活かしながら改善できるため、大規模な階段リフォームを避けたい方に適しています。
形状変更法について
形状変更工法は、直階段から折れ階段(L字型やU字型)へと変更する工法です。
階段に踊り場を設けることで転落時のリスクを軽減し、同時に空間を有効活用できます。
踊り場部分で一息つけるため、高齢者や足腰の弱い方にも安心です。
位置移動工法について
位置移動工法は、階段の設置場所自体を変更する最も大規模な工法です。
理想的な勾配と形状を実現でき、家全体の動線改善も期待できますが、構造変更を伴うため費用と工期がかかります。
階段リフォームで根本的な解決を求める場合に最適な選択肢です。
階段の法定基準について
安全な階段を実現するためには、建築基準法で定められた法定基準を理解することが重要です。
下記の基準を満たすことは、安全性確保だけでなく将来的な住宅の資産価値にも関わってきます。
- 階段幅:75cm以上(推奨:90cm以上)
- 蹴上げ(一段の高さ):23cm以下(最適:18〜20cm)
- 踏面(足をのせる面):15cm以上(最適:25〜30cm)
特に「蹴上げ23cm超」の急勾配な階段は、日常の上り下りはもちろん、万が一の避難時にも大きなリスクとなります。
安全性を高めるためにも、法定基準を満たした緩やかな階段への改修を前向きに検討しましょう。
優良階段リフォーム業者の選び方
リフォームの成功は、信頼できるリフォーム業者選びが重要です。
特に安全面が重要な階段リフォームでは、必ず複数社から見積もりを取り比較をするようにしましょう。
最低でも3社以上の見積もりを集めることで、適正価格や工法の違いを把握でき、より良い選択が可能になります。
ここからは、優良階段リフォーム業者を選ぶ時に押さえておきたいポイントを解説します。
階段リフォーム業者の複数見積もりの「内訳」を比較する
複数の階段リフォーム業者から見積もりを取ることで、「一式」という表記の多い見積書と詳細な内訳を記載した見積書の違いが明確になります。
階段リフォーム業者からもらった見積書に、材料のメーカー名や品番が明記されているか、養生費や廃材処理費なども含まれているかを比較しましょう。
同じ工事内容でも階段リフォーム業者によって材料や工法が異なるため、複数の見積書を並べて比較することで、どの業者がより透明性の高い提案をしているかが判断できます。
見積書の比較では工事の詳細度や保証内容、アフターフォローの有無なども含め総合的に判断しましょう。
階段リフォーム業者の施工事例の「実績」を比較する
信頼できる階段リフォーム業者を選ぶには、複数の業者の過去の施工事例を比較することが大切です。
階段リフォームの実績数・写真や図面の詳細度・あなたの家と似た条件の事例があるかどうかを比較検討しましょう。
特に階段リフォームの実績数は重要で、年間10件以上の施工実績がある業者は専門的なノウハウを持っていると判断できます。
このように複数業者の施工事例を比較することで、提案力や設計力の違いが明確になり、最も信頼できる業者を選択できます。
階段リフォーム業者の「提案力・対応力」を比較する
優れた階段リフォーム業者は、契約前に家族構成や生活習慣を詳しくヒアリングし、それに基づいた複数のプランを提案してくれます。
複数の階段リフォーム業者と面談することで、「どのように階段を使っていますか?」「将来の家族構成はどう変わりますか?」などの具体的な質問から、工事に伴うリスクと対策の説明の丁寧さを比較できます。
業者選びで最も大切なのは複数の業者を比較することです。
最低でも3社以上から見積もりを取り、各ポイントを総合的に評価して、最適な業者を選びましょう。
まとめ|階段リフォームの費用相場と業者の選び方
今回は階段リフォームの費用相場やリフォーム会社の選び方について解説しました。
階段リフォームを成功させるには、信頼できる階段リフォーム業者を選ぶことが重要です。
業者選定のときには費用の安さだけではなく、実績からアフターフォローまでしっかりと比較検討をするようにしましょう。
階段リフォーム業者選びの際には、ぜひ当サイト全国から厳選されたリフォーム業者を掲載している「リフォームパーク」を活用ください!
リフォームパークでは、お住まいの地域や希望する工事内容に合わせて、理想の業者を簡単に検索できます。
さらに、複数業者への無料一括見積もりにも対応しており、比較・検討がスムーズに進められるのも大きなメリットです。まずはリフォームパークで、信頼できる業者探しから始めましょう。