お風呂の水漏れの原因・対処法は?水漏れ修理業者の選び方も解説
お風呂の水漏れに気づいたとき、「ポタポタと水滴が落ちる程度なら、修理業者を呼ばずに自分で直せるのではないか」と考える方は多いのではないでしょうか。
しかし、水漏れは箇所によって原因や対処法が異なり、修理費用を抑えようとご自身で直そうとし、かえって被害を大きくしてしまう場合もあります。
この記事では、風呂の水漏れにおける箇所ごとの原因と対処法、そして水漏れを放置することで発生する二次被害、緊急的な応急処置について詳しく解説します。
水漏れは「早めの対処」が重要です。ぜひ最後まで読んで、最適な解決方法を見つけてください。
水漏れは「危険なサイン」!放置するとどうなる?

「ポタポタ」と水滴が落ちる程度の軽微な水漏れでも、それを放置することは非常に危険です。
水漏れは、単に水道代が上がるだけでなく、建物の構造や住環境に深刻な被害をもたらし、結果的に高額な修理費用につながる可能性があります。
ここでは、お風呂の水漏れを放置すると具体的にどんなトラブルにつながるのかをご紹介します。
1. 建材の腐食とシロアリの発生
水は建物内部の木材や金属を徐々に腐食させます。特に湿気がこもりやすい浴室周辺の構造材が水分を含み続けると、建物の耐久性が低下します。
また、湿った木材はシロアリにとって絶好の生息環境です。
水漏れを放置した結果、シロアリが発生し、建物の基礎や柱が食い荒らされてしまうと、単なる水漏れ修理では済まなくなります。
大規模な構造補修やシロアリ駆除が必要となり、数百万円単位の出費が発生するリスクがあるので注意しましょう。
2. カビや悪臭、健康被害
常に濡れた状態が続くと、目に見えない配管の裏や壁内部でカビが猛烈に繁殖します。
カビは不快な悪臭の原因となるだけでなく、その胞子が空気中に飛散することで、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす可能性があります。
特に小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭では、衛生的に軽視できない問題です。
3. 階下への漏水事故(マンション・戸建て共通)
マンションや集合住宅にお住まいの場合、水漏れが床下を伝って階下の部屋の天井や壁に被害をもたらす「漏水事故」に発展する可能性が最も深刻です。
漏水事故が発生した場合、水漏れ箇所を直す費用に加えて、以下の費用を損害賠償として負うことになります。
- 階下の住居の壁・天井・床などの内装補修費用
- 階下の住居の家財(家具、家電、衣類など)の弁償費用
- 状況によっては、慰謝料
これらの費用は高額になることが多く、ご自身の火災保険や個人賠償責任保険の適用対象となるかを確認しつつも、早急に修理業者に依頼することが最優先です。
また、戸建てであっても、床下の建材の腐食が進み、最悪の場合、床が抜け落ちる危険性さえあります。
水漏れは、決して「そのうち直る」と放置できる問題ではありません。被害が拡大する前に、一刻も早く専門業者に相談することが、最も費用を抑えるために必要な判断です。
お風呂の水漏れの応急処置と原因特定のチェックリスト

お風呂の水漏れに気づいたら、慌てずに被害の拡大を防ぐための応急処置を行いましょう。この措置を講じることで、業者への連絡や修理費用を抑えることにも繋がります。
ここでは、お風呂の水漏れに気づいた際に、最初に行うべき応急処置と、水漏れの原因のチェックリストをご紹介します。
応急処置の最大のポイント:「止水栓」を閉めること
水漏れを止めるための最も確実な応急処置は、水の供給を物理的に止めることです。
以下の2つの栓を止めることでお風呂へ水が供給されなくなるので、被害が浴室の外に広がる前に水を止めるようにしましょう。
- 浴室の止水栓(マイナスドライバーで回すネジ):水漏れしているカラン(蛇口)のすぐ下や、点検口の中に設置されていることが多いです。これを閉めれば、浴室のみ水の供給が止まります。
- 水道の元栓(家全体の止水栓):家の外にある水道メーターボックス内にあります。これを閉めると家全体の水が止まります。
しかし、これらの応急処置は、あくまで修理業者やリフォーム業者が来るまでの被害拡大を食い止めるための措置です。
根本的な水漏れの解決にはなりませんので、応急処置を完了したらすぐに専門業者へ連絡しましょう。
水漏れ箇所の特定と具体的な応急対処法
以下では、具体的な水漏れ箇所に合わせて、どのような処置を取るべきかをそれぞれ解説しています。
| 水漏れ箇所 | チェックポイント | 応急処置 |
|---|---|---|
| シャワー・カラン(蛇口) | 蛇口を完全に閉めてもポタポタ水が止まらないか。シャワーヘッドの接続部、ホース本体にひび割れがないか。 | 止水栓を閉める(家全体の水の流れを一時的に止める)。ホースのひび割れには防水テープを巻きつける。 |
| 浴槽の排水口 | 浴槽にお湯を溜めたときに、水位が異常に早く下がるか。ゴム栓のひび割れ、または排水トラップの緩みがないか。 | 劣化が激しいゴム栓はタオルなどで隙間を埋める。排水トラップの蓋やネジが緩んでいたら軽く締め直す。 |
| 給湯器 | 給湯器本体の下部から水が流れ出ていないか。特に給湯器の配管接続部分から水が漏れていないか。 | 給湯器の電源を落とす。内部に圧力をかける「逃し弁」からの水漏れなら様子見も可能だが、配管接続部ならすぐに給水バルブを閉める。 |
| 床・壁のつなぎ目 | 床と壁の隙間に充填されているコーキング材(ゴム状のシーリング材)にひび割れや剥がれがないか。 | 剥がれたコーキング部分を乾燥させ、防水テープを貼るか、ホームセンターで販売されているバスコークなどの簡易補修材で一時的に隙間を埋める。 |
| どこか特定できない | 浴室を使っていない時間帯にも水音が聞こえないか。浴室の外の壁や基礎部分が常に濡れていないか。 | 家全体の水道の元栓(メーターボックス内)を閉める。すぐに業者に連絡し、漏水箇所特定の依頼をする。 |
水漏れ修理の費用相場

水漏れを直すにあたって、最も気になるのは費用です。
自分で直すDIYと業者に依頼する場合で、費用は大きく異なりますので、その違いをしっかりと理解しましょう。
箇所別の費用相場
水漏れ修理の費用は、「基本料金(出張費)」+「技術料(工賃)」+「部品代」で構成されます。以下は一般的な費用の目安です。
| 水漏れ箇所 | DIYの場合(部品代目安) | 業者に依頼した場合の目安 | 業者依頼の判断基準 |
|---|---|---|---|
| シャワーヘッドのパッキン交換 | ¥500~¥1,500 | ¥8,000~¥15,000 | 軽微なパッキン交換はDIY向き。 |
| シャワーホースの交換 | ¥2,000~¥5,000 | ¥10,000~¥20,000 | 部品の規格に自信があればDIY。 |
| カラン(蛇口)内部の部品交換 | ¥1,000~¥3,000 | ¥12,000~¥25,000 | 複雑な混合水栓は業者に依頼推奨。 |
| 給水管の破損、壁内の水漏れ | 補修不可 | ¥30,000~¥100,000以上 | 難易度が高く、被害が大きいため必ず業者依頼。 |
| 浴槽・床のコーキング補修 | ¥1,000~¥3,000(材料費) | ¥15,000~¥30,000 | 見た目を重視するなら業者依頼が安心。 |
お風呂の水漏れは自分で直せる?DIYリスク
費用を抑えたいと考えるのは当然ですが、DIYには以下のリスクが伴います。
部品の規格間違い:特にカラン(蛇口)はメーカーや型番によって使用するパッキンやカートリッジの規格が異なり、間違った部品を使うと水漏れが悪化します。
締め付け不足・過剰:ネジの締め付けが甘いとすぐに再発します。逆に締め付けすぎると、配管や本体を破損させ、修理費用が当初よりも高額になる可能性があります。
根本原因の見落とし:自分で修理しても直らない場合、パッキンの劣化ではなく、配管自体の腐食や給湯器の故障など、より深刻な原因が潜んでいる可能性があります。
お風呂の水漏れの根本的な原因が不明な場合や、給水管・給湯器など構造に関わる部分の水漏れは、迷わず専門知識と技術を持つ業者に依頼するようにしましょう。
水漏れ修理業者の選び方とリフォーム検討のタイミング

水漏れは、単なる部品の故障ではなく、設備全体の老朽化のサインであることがほとんどです。
特にご自宅の給湯器や浴室設備が15年以上経過している場合は、「修理」か「リフォーム」かの判断が重要になります。
「修理」と「リフォーム」の分かれ目
水漏れ修理業者の中には、部分修理だけでなく、浴室や水回り全体のリフォーム提案も可能な業者が多く存在します。
修理かリフォームか迷っている場合は、両方の選択肢を持つプロに見てもらうことが重要です。
| 選択肢 | 適しているケース | 費用と耐久性 |
|---|---|---|
| 修理(部分交換) | シャワーヘッドやカランのパッキンなど、特定の部品の劣化が原因の場合。 | 費用は安いが、その他の箇所も近いうちに壊れる可能性がある。 |
| リフォーム(全体交換) | カランや給湯器の耐用年数(一般的に10〜15年)を超えており、頻繁に故障が繰り返される場合。 | ユニットバス全体を交換することで、最新の防水機能、断熱性、省エネ性が向上し、長期的に見ればコストメリットが高い。 |
信頼できる水漏れ修理業者の選定ポイント
お風呂の水漏れで修理業者を選ぶ際は、「対応エリア」「実績」「サポート体制」といった基本的な要素に加え、「費用と提案の透明性」が最も重要になります。
後悔しない業者選びのために、以下の3点を意識して比較検討を進めましょう。
複数社から見積もりを取り、費用を比較する
業者によって修理費用は数万円単位で異なることがあります。
そのため、一社だけの見積もりでは、提示された価格が適正かどうかを判断することはできません。
必ず複数の業者から見積もりを取得し、総額だけでなく、出張費、部品代、技術料の内訳まで細かく比較するようにしましょう。
「修理」と「リフォーム」の両視点を持つ提案力を比較する
単に目の現状の水漏れを直すだけでなく、将来を見据えた適切なアドバイスをくれる業者を選びましょう。
特に、設備が耐用年数(一般的に10年〜15年)を超えている場合、「あと数年で設備全体の寿命が来る」といった正直な提案が必要です。
部分的な「修理」だけでなく、ユニットバス全体の「リフォーム」といった長期的なコストメリットを考慮した提案もしてくれる業者であるかを確認することが大切です。
追加料金や保証内容の透明性を確認する
悪質な業者の中には、特に夜間や休日の作業を利用して、後から高額な追加料金を請求するケースが存在します。
そのため、見積もりの段階で作業後の追加料金の有無やキャンセル料について明確な説明があるかを確認しましょう。
また、修理後の安心を得るために、施工不良があった場合の保証期間や保証内容を明確に書面で示してくれる業者を選ぶようにしてください。
お風呂の水漏れ修理に関する対処法|まとめ
お風呂で水漏れが起こった場合、原因や対処法をしっかりと把握しておくこと重要です。
水漏れは、決して軽視できる問題ではありません。
放置すればするほど被害が拡大し、最終的な修繕費用が高額になるリスクを常に伴います。
まずは、この記事で紹介した応急処置を行い、被害の拡大を防ぎましょう。
その後は、複数の信頼できる専門業者に見積もりを依頼し、費用、技術力、そして修理かリフォームかの適切な提案を比較検討することが、最も安心な選択です。
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