外壁塗装の工程・日数は?トラブル回避のための注意点も解説
築20年ほどが経過した家を見上げたとき、外壁の色あせや細かいひび割れが気になり始めている方も多いのではないでしょうか。
近隣で工事が始まると「そろそろ家も塗装が必要かな」と考えてしまいますが、具体的にどのような工程で作業が進むのか分からないとなかなか一歩を踏み出せないと感じている方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、外壁塗装の基本的な流れや工事日数についてご紹介します。外壁塗装で失敗しないための業者選びのポイントも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装に必要な日数は?

外壁塗装を検討する際、まず把握しておきたいのが工事完了までにかかる全体のスケジュール感です。
一般的な戸建て住宅の場合、外壁塗装の工程をすべて終えるまでには10日から14日程度の期間が必要となります。
外壁塗装の期間は10日〜14日間が目安
外壁塗装の工程は、ただペンキを塗るだけではなく足場の設置から洗浄、下地処理といった多くの作業を積み重ねて完成します。
各作業には塗料をしっかり乾かすための「待ち時間」が必要なため、どれほど効率的に進めても最低で10日間、天候次第では2週間程度と考えておきましょう。
- 戸建ての場合:10日~14日間
- アパートの場合:14日~21日間
もし1週間以内で終わると謳う業者がいた場合は、必要な乾燥時間を削っている可能性があるため、手抜き工事を疑い注意しなければなりません。
築20年の外装塗装は下地補修の工程が重要
築20年が経過した住宅は、新築時とは異なり外壁材そのものの劣化や深いひび割れが発生しているケースが多くあります。
この状態で上から新しい塗料を塗っても、土台となる壁が傷んでいれば数年で塗装が剥がれてしまうため、この下地を整える工程が最も重要です。
ひび割れを専用の樹脂で埋めるなどの「下地補修」には日数がかかりますが、ここを丁寧に行うことで、雨漏りから守り家の寿命を10年以上延ばすことが可能になります。
外壁塗装の工程スケジュールを解説

外壁塗装がどのような順番で行われるのか、その具体的な流れを時系列に沿って見ていきましょう。
事前に手順を知っておくことで、職人が今何の作業をしているのかが分かり、安心して大切な自宅の工事を見守ることができます。
【1〜2日目】近隣への作業挨拶と足場の設置
工事の初日は、職人が高い場所でも安全に、かつ丁寧に作業するための「作業台」となる足場を組み立てることから始まります。
足場を組む際はどうしても大きな金属音が響くため、事前に近隣の方へ工期を伝えておくことが、後々のトラブルを防ぐための最も大切なマナーです。
足場の周囲には、塗料や洗浄水が周囲の家に飛び散らないよう、飛散防止ネットと呼ばれるメッシュ状のシートを隙間なく張り巡らせる工程が含まれます。
【3日目】高圧洗浄で外壁の汚れと古い塗膜を徹底除去
足場が完成した後は、強力な高圧洗浄機を使用して、外壁にこびりついた20年分の苔や汚れ、古い塗膜を洗い流します。
この工程を疎かにすると、汚れの上からペンキを塗ることになり、せっかく新しい塗料を塗っても数年でシールのように剥がれてしまう原因になります。
洗浄直後の壁は水分を多く含んでいるため、次の工程に移る前に丸一日かけてしっかりと壁を乾燥させることが、外壁塗装の品質を保つためには非常に重要です。
【4〜5日目】養生作業とひび割れを埋める下地処理
塗装をしない窓やドア、エアコンの室外機などをビニールで覆って保護することを「養生(ようじょう)」と呼び、この期間は窓が開けられなくなります。
同時進行で、築20年程度の家で一番大切な「下地処理」を行い、外壁のひび割れを専用のゴム材で埋めたり、錆びた鉄部をヤスリで磨いたりして壁の状態を整えます。
この下地処理こそが、外壁塗装の仕上がりの美しさだけでなく、雨漏りを防ぐための防水性能を維持する上で、最も重要な役割を担っています。
【6〜8日目】塗装の要となる下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り
いよいよ本格的な塗装に入りますが、基本的には「下塗り」「中塗り」「上塗り」という合計3回の重ね塗りを行うのが業界の標準的なルールです。
下塗りは壁と塗料を接着させる役割を持ち、その上に希望の色を乗せる中塗りと上塗りを重ねることで、塗膜に十分な厚みと耐久性を持たせる工程となります。
1回塗るごとにしっかり乾かす「待ち時間」が必要なため、全日程の中でも最も職人の手がかかり、日数を要する重要な期間です。
【9日目以降】最終検査と足場解体で外壁塗装の全工程が完了
すべての塗装が終わると、塗り残しや窓周りの汚れがないかを業者と一緒に確認する「完了検査」を行い、気になる点があればその場で手直しを依頼できます。
自分では気づきにくい雨樋の裏や給湯器の影など、細かい部分までしっかりチェックすることが、高い費用をかける工事では特に大切なポイントです。
検査が無事に終われば足場を解体し、最後に敷地内のゴミを掃除して、およそ2週間にわたる全工程が終了となります。
外壁塗装のよくある注意点

外壁塗装は一生のうちに何度も経験するものではないため、思わぬところで近隣トラブルなどに発展してしまうことがあります。
特に築年数が経過した住宅ならではの注意点を知っておくことで、未然に防げる問題もたくさんあるので事前に確認しておきましょう。
中塗りと上塗りの乾燥時間を省く手抜き工事
悪徳な業者の中には、工期を短縮して人件費を削るために、下塗りが乾ききる前に中塗りを始めてしまうといった「手抜き工事」を行う場合があります。
塗料が半乾きの状態で塗り重ねてしまうと、数年以内に塗装が水膨れのように膨らんだり、剥がれたりして、家の壁をさらに傷めてしまうリスクが考えられます。
各工程で「3時間以上」などの必要な乾燥時間が確保されているか、事前に渡された工程表と実際の作業内容を照らし合わせて、日数を正しく確認することが大切です。
高圧洗浄時の水漏れや足場架設時の近隣トラブル
高圧洗浄の工程では非常に強い水圧を使用するため、古いサッシの隙間や換気口から室内に水が入り込んでしまうトラブルが稀に発生します。
そのほか、足場を組む際にどうしても隣の家の敷地を借りる必要がある場合などは、事前に許可を得ていないと近隣トラブルになる可能性があるため注意が必要です。
こうしたトラブルを避けるためには、事前の現場調査でリスクのある箇所を特定し、近隣への説明なども代行してくれる誠実な外壁塗装業者を選びましょう。
外壁塗装中は窓を開ける事が出来ない期間も
外壁塗装の工程の中で、窓をビニールで覆う「養生」が行われている約1週間は、基本的にすべての窓を閉め切るため、外気を取り入れての換気が一切できなくなります。
特に夏場や冬場の工事では室内の温度調節が難しく、洗濯物も外に干せない状態が続くため、想像以上に生活へのストレスを感じてしまうケースが少なくありません。
事前に「いつなら換気ができるのか」などを業者に相談し、生活の支障が最小限で済むような工夫をしてもらうことで、作業中の不便に感じる部分を軽減することができます。
信頼できる外壁塗装業者の特徴とは?

外壁塗装を成功させるために最も重要なのは、正しい工程を守ってくれる業者を選ぶことです。
安心して任せられる業者には、共通して見られるいくつかの特徴があるため、複数の会社を比較する際の参考にしてください。
詳細な工程表の提示と進捗の共有
信頼できる業者は、契約前に「何日目にどの工程を行うか」を記載した工程表を提示し、現在の家の劣化状況を写真付きの診断書で分かりやすく説明してくれます。
築20年の家であれば、ひび割れの幅を専用の定規で測って「0.3ミリ以上なのでこの補修が必要」と具体的な数値を示して提案をしてくれるかどうかが一つの判断基準です。
見積書の項目が「工事一式」という言葉だけで片付けられていたり、作業にかける日数の根拠が曖昧だったりする業者には注意が必要となります。
外壁の状態に合わせた最適な塗料と工法の提案
外壁の劣化具合は一軒一軒異なるため、一律の塗料を勧めるのではなく、家の材質や日当たりを考慮した提案ができる業者は信頼できる可能性が高いです。
例えば、雨漏りのリスクが高い箇所にはゴムのように伸びて隙間を埋める「防水塗料」を提案するなど、専門家としてのアドバイスがあるかを確認してください。
具体的な費用の目安として一般的な30坪の住宅であれば外壁塗装の総額は80万円から120万円程度が適正な相場となります。
アフター保証と過去の施工実績が豊富
塗装工事は終わった直後は綺麗に見えますが、職人の腕の差が出るのは「3年後や5年後」のため、独自の製品保証や数年ごとの定期点検が約束されている業者を選びましょう。
地域で長く営業しており、築20年前後の住宅を施工した実績が豊富な業者であれば、その土地特有の気候に合わせた最適な工程管理を熟知しています。
保証の内容が口約束ではなく「保証書」として書面で明確に示されており、何かあった際にすぐ相談できるサポート体制が整っているかどうかが、安心の決め手です。
外壁塗装は必ず複数社の見積もりを比較する

外壁塗装の全体像が分かってきたら、次はいよいよ具体的な業者選びのステップに移りますが、ここで焦って1社だけで決めてしまうのは非常に危険です。
複数の業者を比べることで、初めて適正な工程と費用のバランスが見えてきます。
1社だけの判断は危険!相見積もりで工程と費用の妥当性を確認
どれほど営業担当者の印象が良くても、1社だけの見積もりではその内容が本当にあなたの家に適しているのか、費用が高すぎないかを客観的に判断することができません。
最低でも3社程度の相見積もりを取り、各社が提案する工程の日数や使用する塗料の種類、そして金額を比較することが非常に重要です。
他社と比較していることを業者に伝えることで、業者側もより適正な価格提示を意識するようになり、結果として高品質な工事を受けられる可能性が高まります。
一括比較サイトを活用して自分にぴったりの優良業者を見つけよう
自分で複数の業者を一つひとつ探して連絡を取るのは大変な労力がかかりますが、リフォーム比較サイトを活用すれば、効率的に信頼できる業者を見つけることができます。
比較サイトに登録されている業者は、厳しい審査基準をクリアした優良な会社が多く、一度の入力で条件に合う複数の会社から見積もりを取り寄せることができ、初めての方でも安心して見積もりを依頼できます。
まずは、ご自宅の悩みをしっかりと聞き入れ、適切な工程で誠実に作業してくれるパートナーを、サイトで比較して見つけ出しましょう。
まとめ|外壁塗装の工程・日数は?トラブル回避のための注意点も解説
外壁塗装は、大切な住まいを長持ちさせるために重要なメンテナンス工事です。
標準的な工程にはおよそ10日から14日の日数がかかり、それぞれの作業には家を保護するための理由がしっかりとあり、その期間を正しく守ることが外壁塗装で非常に重要なポイントです。
築20年という節目だからこそ、丁寧な下地処理や3回塗りを徹底してくれる誠実な業者選びが、将来の安心に直結します。
信頼できる業者を見極めるためには、1社だけの説明で決めず、必ず複数社から見積もりを取って「工程の細かさ」や「費用の妥当性」をじっくりと比較することが非常に重要です。
しかし、「複数社に連絡して、断りの電話もして…」となると、かなりの手間を感じてしまってなかなか実行に移せないという方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、まずはリフォームパークにご相談ください!
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