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最新の施工事例

リノベーション工事を検討する際の大切なポイント

リノベーションとリフォームの違いを知ろう

リノベーションとは、間取りから内装・配管など全てを最初から考え、住む人たちのライフスタイルに合わせて作り替えることで新しい機能と価値を生み出す改修を指します。
リノベーションは、機能性やデザインといったさまざまな側面において、プラスの価値を高めることを目的としています。
例えば、子供が独立した夫婦が中古マンションを購入し、ファミリー向けの3LDKの間取りを夫婦2人のライフスタイルに合わせてリノベーションします。
リビングを広げIoT機器を取り付け、趣味に合わせた自由で大幅な改修を行うこともできます。
一方リフォームは、原状回復のための修繕や営繕、不具合がある箇所の部分的対処を意味しています。
しかし、リノベーションとリフォームに明確な定義が定められている訳では無く、メディアや不動産業界の人たちが、それぞれの解釈で使い分けているのが現状です。
どちらを使っても間違いではありませんが、意図や目的に応じて使い分けられていることを理解しておきましょう。

リノベーションのメリット・デメリットを知ろう

築浅の中古物件を修繕して住むリフォームと比較して、リノベーションのメリット・デメリットを考えていきます。
リノベーションは、リフォームに比べ設計の自由度が高いことがメリットです。
住む家に生活スタイルを合わせるのではなく、自分の生活スタイルに合わせた住まいに変えることがポイントです。
例えば、内装デザインや住宅設備の交換はもちろんのこと、水廻りを位置変更したり間取りの大幅な変更などが可能です。
他にも、リノベーションを前提に物件を探せば、駅近や人気エリアも選択肢の中に入れられるメリットがあります。
築年数の古い物件であっても、リノベーションすることで、住みやすい家に変えることができます。
デメリットは、工事範囲が広くなるため費用が高額になるところです。
また、解体しないと分からない想定外の問題が発生することがあります。
見えない部分の構造躯体が老朽化して取り替えが必要になったり、配管が劣化していて交換が必要になったりします。
想定外の出費が必要な場合があるところもデメリットの一つです。
メリット・デメリットを理解した上で、工事中のプラン変更や追加費用を想定しておくことが大切です。

リノベーション計画の最初に考えるポイント

業者と打ち合わせする前に、事前にどんなことをしておくべきかスムーズな打ち合わせを進めるためのポイントを抑えておきましょう。
・リノベーションする目的を明確にする
何を目的にリノベーションするのか、住む人の考えや思い描いている空間をイメージして打ち合わせ時に、はっきり答えられるようにしておくことが必要です。

・情報収集をする
インターネットや雑誌、資料請求などの媒体でイメージしている画像を集めたり、モデルハウスやショールームに足を運び実際に見て情報収集することも大切です。
完成したイメージなどの要望やアイデアをまとめておくことが重要です。
理想とするイメージ資料をできるだけ収集し、打ち合わせ時に上手く伝えられるようにしておきましょう。
・やりたいことの優先順位を決めておく
要望をピックアップしたら、優先順位をある程度決めていきます。
最初は予算をあまり気にせずに、やりたいことを全て伝え予算に無理が出て来れば優先順位に従って削除していきます。
意外と低予算で理想が実現することもあるので、まずは予算にとらわれずに相談しましょう。

リノベーションの打ち合わせする際のポイント

現状の図面をもとに家族構成や生活状況など基本的な情報を伝えます。
自分たちのことを知ってもらうことによって、プランが作りやすくなるからです。
後は、各部屋別に具体的な要望を伝え、またその理由も説明しましょう。
リノベーションのプラン作成において、理想のプランにするために必要な情報になるので要望とその理由を明確にしておくことがポイントです。
設計者が要望に応じて、ざっくりとしたゾーニングからプランを具体化して叩き台と言われる最初の設計プランが出来上がります。
リノベーションは、ほぼ新築に近い内容の打ち合わせが必要になってきますので、叩き台ができてから、納得するまで回数を重ねないといけません。
打ち合わせを重ねながら、こちらの要望や価値観を理解してもらうことを意識しましょう。
打ち合わせ内容は、担当者がメモしていきますが、後で揉めないように双方が同じ認識になっているかを記録を残して意思の疎通を図っていきましょう。
また、疑問点や不明点はすぐに確認して解決することもトラブル回避につながります。
先延ばしにすると、色々な問題発生や決定事項が増えてきますので、不明点をそのまま未解決にしておかないようにすることが必要です。

リノベーションの失敗しないポイント

中古物件を購入してリノベーションをするのであれば、物件選びは重要です。
物件選びを失敗してしまっては、リノベーションの費用が高くなったり、やりたいことができないという問題が出てきます。
そこで、中古物件を選ぶ際のポイントを紹介します。
１つ目は耐震性です。建築基準法が改正された1981年以降に建てられた物件であれば、新耐震基準で建てられており一定の耐震性の保証があります。
それ以前の物件に関しては、耐震補強の工事をしているか確認することが必要です。
２つ目は管理状況と物件の構造です。マンションなら管理組合がしっかり機能しているかを確認し設備や住人同士のトラブルが無いか確認しましょう。
また、物件の壁の種類や工法によって、自分の思い通りのリノベーションができない場合があるので、どのような構造になっているのか担当者に伝えられるように調べておくことが重要です。
３つ目は一戸建てなら床下や屋根、建物の診断を依頼することです。
材木の腐食やシロアリ被害、メンテナンスが必要な箇所を確認しておきましょう。
確認しておくことで、傷んだ箇所があれば工事内容と予算が明確になります。
リノベーションで失敗しないためには、信頼できて相談に乗ってくれる業者を選ぶことも重要なポイントです。